いまどきのヘッドマウントディスプレイ
scalarのテレグラスT4が届きました。
KAZUO KAWASAKI氏によるデザインで、一見ごくふつうのサングラスのように見えるヘッドマウントディスプレイです。
いざかぶってみると、ちょっとディスプレイ部分が大きいので、眼鏡が飛び出しているように見えます。
装着した感じはかなり自然です。
ピントも発色も及第点で、それなりに遊べます。
せっかくなので、HMDらしい(?)使い方として、ラジコン戦車にとりつけたCCDをHMDで見ながら主観視点で操作するという実験をしてみました。
これが装着した状態。怪し過ぎます。
彼が右手に持っているのは戦車用コントローラ。左手の四角い箱はカメラからの画像を受信するための受信機です。
戦車に取り付けるとこんな感じ。青いのがカメラです。
あえて砲塔ではなく砲身にカメラを取り付けたのは、砲身を上下させることで視界を変化できるからです。
外からみたときはともかく、このHMDはかなり装着しやすく、比較的長時間使っても疲れない気がするので、それまで考えられなかったようなタイプの使い方もできるかもしれません。
ディスプレイは半透明ではなく、周辺視野も確保されているので、ディスプレイを見ながら歩くということもできますがけっこう危険です。
残念な事にこれが対応しているのがいわゆるコンポジット入力だけなので、主な用途はiPodやビデオカメラからの入力に限られること。LCD自体は高精細なのですが、PCの画面を表示すると文字を判読するのが難しい気がします。まだ試していませんが。
でもこれを使うと電脳メガネみたいなものも作れるんですよね