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ジブレ・シャンベルタン。2001年ものだ。

「ムッシュー、ムッシュー・・・・」 「・・・・」 「お客様、ご気分でもお悪いのですか?」 「・・・ワイン」 「何がよろしいですか?」 「ジブレ・シャンベルタン。2001年ものだ。僕の友人のナポレオンが愛用してたやつ」 「はあ?」 「ねぇ・・・ジュピターには何時に着く?・・・・木星には何時に着くんだよ?・・・・木星には何時に着く・・・」





名作と誉れ高い「蘇る金狼」をね、先般ようやく見終わったのですよ。

で、このラストシーン。




2001年ものシャンベルタン。ここで「えっ?」と思うべきところだったんでしょうけど、気づかなかった。




いまはもちろん売ってますが、この映画の当時はもちろん売ってる訳が無くて、いろいろあっておかしくなっちゃったという描写なんですけどね。




しかし、劇中でそういう台詞があると無意味に飲みたくなります。松田優作の話をしながら。




松田優作って、あらためて顔をまじまじと見ると、それほど押し出しの強い顔でもないし、取り立ててインパクトがあるわけでもなく、誤解を恐れずに言ってしまえば貧相な部類に入るような気がするんです。




にもかかわらず多くの人の憧れを一身に引き受けるのは、ひとえに彼の神がかった演技力にあるのではないか、とかなんとか。長身に長い手足という、モンキーパンチそのものなスタイルも画面映えしてるのは間違いないですけど、ハードよりソフト、つまり演技力そのものが良かったんでしょうね。




しかしこの金狼。なにが蘇ったのか、そもそも金狼とはなんだったのか、良く解らないという謎の作品でもありました。もう一回注意深く見ればわかるのだろうか。それとも大藪春彦の原作を読めば金狼の実態に近づけるのだろうか、気になります。






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