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解る人には解る


もともと僕という人間はものすごく運がいい人間なのです。




以前ブログに書いたことがありますが、とある老舗企業の重役から




 「おまえの能力にはなんの期待もしていないが、おまえの幸運が欲しいからうちに来てくれ」




と言われるほど。「幸運」ということに対して対価をもらえるなんて「哭きの竜」か!と思った訳ですが、もちろん丁重にお断りさせていただきました。




他にも10年連続でお正月に大吉を引いたり、ダメだと思っていた仕事が予想外に高く評価されたり、枚挙にいとまが無い訳ですが、まあとはいっても道ばたを歩いていて1億円拾うとかですね、そんな天変地異は起きないわけです。




せいぜい、まあ週に2回くらいですね。「あ、いいことあったな」って思うことは。それでも結構な確率なのではないかと思っています。




ところが先日サンフランシスコに行ったあたりから、急に幸運が訪れる間隔が加速してきました。

これは一体なんだろう?と思うくらい、もう雪崩のように「いいこと」が起きる訳です。




なかでもとりわけ嬉しかったのはですね、あまり詳しくは書けませんが、とある業界の仕掛人とも言える方に、初めてお会いしたにも関わらず、私どもの商品をとても褒めていただいたということです。




で、まあ、そう書くと「お世辞でしょう?」とか「社交辞令でしょう?」と思うじゃないですか。




でも違うんですよ。なにしろこの方は、自腹を切って購入したいと仰って下さったわけですよ。

しかもかなりの高額商品をです。僕でも躊躇するような値段の物をですよ。




僕らも正直、売れないんじゃないか、と思ったりしているくらいのレアな品物を、速攻で「欲しい!買う」と言ってくださった。しかも別にそれを売りにいった訳でもないのです。




その理由が、いちいち的を射ているのです。特に説明しなくても解ってくださるのです。




 「この部分が特に素晴らしい。こうなっているのはきっとこのためで・・・」




うーん、なんて嬉しい話なんだ。実際にこれを作った人たちにも聞かせたい、と思うくらい。




解る人は解ってくださるんだなあ、と。

そしてなんていうか、初めて会った方とそういう共通理解が得られるっていうのは、やっぱりとてつもなく運のいいことですよ。




これはきっと一緒にサンフランシスコに行った近藤君の持ってる幸運だな。

彼が哭きの竜だとすれば僕は甲斐か。




 「竜よ〜お前の運をワシにくれやぁ〜」

 

 「あんた、背中が煤けてるぜ。」




バッドエンドになってしまった。




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