チームラボ猪子さん、サルガッソー鈴木健さん、オプト海老根さん新年会
昨夜はメチャクチャ面白い新年会でした。
久しぶりに二日酔いで頭痛するくらい。
場所は浅草橋にある河田邸というリノベーション物件。
屋根が腐り落ちている一軒家をまるごとリフォームしてお洒落な設計事務所に。
と称して毎週の週末にリフォーム。ここまでくるのに二年かかったそうです。
ここに集まったのが、チームラボ
の猪子さんとサルガッソー
の鈴木健さん、そしてオプト
の海老根さんと僕という不思議メンバー。
殆どゲリラの集会みたいな危険な空気がムンムンしてました。
猪子さんたちが発明した「めもデスク」は凄く魅力的な商品
机の天板が丸ごとメモなんです。
次世代コラボレーティブコンピューティングの原点はこれだ!と思いましたね。まさに慧眼。よくこんなの作れるなあ、と思いました。
発想も凄いけど、実際につくっちゃうことも凄い。
家一軒まるごとつくったり、机をつくったり。イノベーティブ過ぎる。
あと、茶室。
これみてもなんだかわからないと思いますが、ゴムの壁でできた茶室なんです。
人呼んでやわらか茶室
中はこんな感じらしい。
このメイドさんは一体なんなのか不明です。
得体が知れないけど格好良過ぎる。
チームラボ凄いなと改めて感心することしきりでした。
なぜ茶室なのか?
この二畳の中になにがあるのか
で、ゴムの壁はなぜ必要なのか
全てに意味がいり、全てが理にかなっているんです。
ゴムの壁はそれをつきやぶって中に入るときに感じるイニシエーションのための演出。
わずか二畳のスペースは、必然的に互いのパーソナルスペース(テリトリー)を侵し、そのことによって心理的な距離が急速に接近します。
猪子さん曰く、「取材に来たはずの人が茶室に入ると、逆に自分の話を、プライベートな話をして返って行く」のだそうです。
「茶室を広めたのは織田信長だ。そうして織田信長は広範囲な情報を得ていた」
と、猪子さんは語ります。
日を言うと僕もオフィスに茶室が欲しいと思っていたところで、これはなかなかいいな、と思ったのでした。
この話って凄く共通性があって、むしろ取材に来た人に逆に自分の話を語らせた方がいい。
なぜかっていうと、人間は自分の話が大好きだからです。
一期一会という言葉がありますが、まさにそのときしかその人に会わないからこそ、通り一遍の
表面的な話ではなく、腹を割った話をしてもらいたい。そうやって情報を得る訳です。
そして、取材に来た人はみんな「こんなに楽しい取材はなかった」と満足して帰って行くのだそうです。
それも凄く重要な話で、要するに自分の話をたくさん聞いてもらえて楽しかった、ということです。
話を聞きに来たはずの人に話をさせて、それで満足させて帰す。まさに現代の千利休のような発想。これこそが真の「おもてなし」です。
この茶室、チームラボさんが売ってるらしいので買おうかと思ったんですが、それもなんとなく悔しいので自分でも会社に茶室をつくってみようかと思います。
そんなことできるかな?
他にもいろんなアートの話やミラノの話、組織の話やコンピュータの話などなど、とても散漫な話をして盛り上がりました。
とりあえず、猪子さんが新しく作る空間デザインのイベントが4月にミラノであるらしいので、僕も行く事にしました。ミラノのホテルが7倍の値段になるそうです。
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